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役に立つパソコンの話。お客様のパソコンライフにちょっと役立つ情報や ニュースなどをご紹介。

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2011年11月16日

こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。

前回はSSDのレビューを行いましたが、最後に「SSDを一般的なユーザーにはお勧めしていません」と書きました。

今回はそれについてお話しましょう。

折りしも、タイの洪水の影響で、ハードディスクの値段はものすごく高騰するわ、果ては物がなくなるのでは?とまで言われている昨今です。

SSD需要が増えたり、メーカーパソコンでは今後SSD採用が増えるかもしれません。

「お勧めしない」ということに反して、皆さんがお使いになる機会もあるかも、もしくは増えるかも知れません。

そいういうわけで、ハードディスクに比較してSSDのメリット・デメリットについてということになりますが、それに合わせて「誤解がある」部分も付け足します。

またあくまでも専門的解説するのではなく、わかりやすい部分をザックリでお話します。

SSDのメリット(HDD比較)

・とにかく速い
 まずはこれが一番でしょうね。特に読み込み速度はハードディスクに比較して比べ物になりません。
 Windowsの起動やプログラムの立ち上げなど、目に見えて速くなります。
 しかしSSDもランダム書き込みはそれなりに遅いです。

・耐衝撃性に優れる
 ハードディスクは「精密機械」といえます。
 ヘッドとプラッタの隙間などは髪の毛の太さより狭いのです。
 またモーターなどの機械部分があり、故障の要因になります。
 それに引き換えSSDはそのような機械部分が存在しません。
 シビアな「隙間」などもありません。
 よって「衝撃」には非常に強いということが言えます。
 ただし、ここが誤解なのですが「衝撃に強い」のであって「壊れない」わけではありません。
 SSD特有の状況によって壊れることも普通におきます。
 ちなみに札幌PC.comでは、今までに10台以上20台以下程度のSSDを使用してきましたが、このうち1台は1年以内に壊れました。

・音が静か
 というか無音です。
 HDDはモータやアクチュエータがあり、当たり前に音がしますが、駆動部分のないSSDは無音です。

・消費電力が少ない
 これもやはり、モータを回すHDDに比較して、そのような駆動部分がないですから、当然消費電力も少なくすみます。
 消費電力が少ないということは、ほぼイコールで発熱も少ないということが言えます。

主なメリットはこんなものでしょうか。

次はその逆です。

SSDのデメリット

・容量の割りに価格が高い(容量が小さい)
 最近はかなり安くなってきましたが、それでもハードディスクにはかないません。
 タイの洪水で高騰する前なら、ハードディスクなら1TBや2TBが数千円で購入できました。
 SSDであれば128GBで1~3万円程度もします。
 容量10分の1で価格は数倍です。
 1GBあたり単価で言えば、ハードディスクが数円のところ、SSDは100円台~200円前後になります。

・書き込み回数に制限がある(寿命がある)
 これはSSDに使われている、というか本質の「NANDメモリ」の特性です。
 メリットに書いた「耐衝撃性が強いが壊れないわけではない」理由のひとつになります。
 壊れ方がすべてこれで起こるわけではありませんが、無限ではないことも確かです。
 その他にも「NANDメモリ」の特性によって起こることはいくつかありますが、これが最大でしょう。

・使い方を考えなければいけない
 これはSSDの特性に合わせた使い方をしなければ、性能も引き出せないし、逆に使い勝手が悪くなるということです。
 たとえば「デフラグ」。
 ハードディスクでは、定期的にデフラグを行うのがよいとされてきました。
 しかしSSDではそれが通用しないようです。
 上記にも書いたように、SSDの書き込み回数には寿命があります。
 ある意味それを無駄に消費してしまうことになります。
 そのくせ、HDDのときのように効果があるわけではありません。
 Windows7では、SSDに対しては自動でデフラグを行わないようになっていますが、場合によってはSSDが搭載されても、SSDと認識しない場合があります。
 また、手動で行ってしまっては意味がありませんので気をつけてください。
 その他にもWindowsの機能で、SSDに対しては行わない方がいいというものもあります。
 また、SSDはデータの格納場所としてはふさわしくありません。
 当然ですが、大容量ではない上に価格も高いので、データ格納場所として、SSDだけでなくハードディスクと併用して使うのが推奨です。
 理想としては、CドライブがSSDならDドライブとしてHDDも搭載する、という構成です。
 もっともこれができるのはデスクトップのみですが。
 できればドキュメント、ピクチャ、ミュージックなどのユーザーデータフォルダごと、HDDに移動してしまうのがよいでしょう。

というわけで、ここでまとめてしまいますが、要するにメリットもデメリットもあるが、そのことをよく理解したうえで使わなければ、ただ単に高い買い物になってしまうということですね。

そういったわけで、あくまで「一般的な」ユーザーには、まだお勧めできないということです。

さらにいろいろな事が進歩して、SSDが当たり前になるとき、初めて皆さんが使えるものになると思います。

なにせSSDは普通に買えるようになってから日が浅いのです。

ハードディスクほどの歴史はないのですから。

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2011年10月14日

こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。

今回はSSDのレビューです。

今までSSDを使用してこなかったわけではありません。

当方の環境では、Crucial製SSD「RealSSD C300」、Intel製「510シリーズ」、同じく「X25シリーズ」、アイオーデータ製(東芝)SSDなどが今も動作しています。

レビューなどもご紹介はしてきませんでしたし、一般のお客様に手放しでお勧めもしてきませんでした。

しかし今回は話題に乗っかる感じで、ちょっと遅いですが、Crucial製SSD「m4」シリーズをレビューしてみようということです。

この製品はファームウェアをアップすることで、カタログ値を超える速度を出せると、ちょっとした話題になっています。

札幌ピーシードットコムでも、レビューしてみましょう。

m4シリーズでは128GBの製品のレビューが、ネット上でたくさん出ています。

ファームを更新すると、シーケンシャルリードで500MB/s以上の速度が出ることで話題です。

ネット上では、最安の64GBモデルでもファームを更新すれば500MB/s出るともいわれています。

128GBモデルが概ね¥15,000前後、64GBモデルが¥9,000前後でしょうか。

容量あたりの単価で言うと、128GBモデルのほうがお買い得ですが、やはり安いに越したことはありません。

最安の64GBモデルでも本当に500以上出るのでしょうか。

早速m4の64GBを2台用意しました。

m4

m4_1

前シリーズのC300と比べると、色使いなども大きく変わっています。

c300

当初のファームウェアは、どちらも「0002」でした。

1台を新しいファームウェア「0009」にファームウェア更新して、「0002」と「0009」を1台ずつ計測してみます。

環境は

OS     Windows7 Pro 64bit
M/B     ASRock「Fatal1ty 990FX Professional」
CPU     AMD 「Phenom II X6 1100T BE」
メモリ    GeIL GEP38GB1750C9DC DDR3-1750 8GB(4GBx2)
SSD     C:\ Crucial m4 64GB(F/W 0009)
       F:\ Crucial m4 64GB(F/W 0002)
HDD    D:\ WDC WD1002FAEX (1TB)

といったところです。

当方では、マザーボードは割とASUSTekのものを多用するのですが、今回はAMDプラットフォームの中で面白そうだったのでASRockを使用しました。

参考までにハードディスクの速度も計測してみましょう。

搭載したものは、一応ハードディスクの中では「速いほう」な製品です。

まずはSSDの確認です。

0002

0009

それぞれのファームウェアが確認できます。(赤枠で囲んだ数字)

計測結果です。

こちらがファーム0002

rev1

こちらが0009

rev2

みごとに500MB/s以上の速度が出ています。

この速度の部分だけなら128MBモデルに見劣りしません。

とは言うものの、伸びているのはシーケンシャルリードだけという結果です。

いまいち物足りないですかね。

ちなみにハードディスクはどうでしょう。

WDC-Rev

これを見ると、ハードディスクとSSDの「速度」での性能差というのがよくお分かりいただけると思います。

圧倒的にSSDの方が速いですね。

しかし、当方では冒頭にお話したように、SSDを一般的なユーザーにはお勧めしていません。

そのあたりのお話は次回に持ち越しましょう。

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2011年9月18日

こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。

今回は、MicrosoftのWindowsに対するサポートのお話です。

これは知られているところでは割とメジャーな話ですが、知られていないところではまったく知られていないお話しです。

Microsoftが販売してきた製品には、決まったサポート期間というのが存在します。

特に問題になるのが「Windows製品」なわけですが、近い将来にサポート終了となる製品が存在しますので、皆さんにご紹介します。

MicrosoftがWindows製品に対して行うサポートは、「メインストリームサポート期間」と「延長サポート期間」の2つがあります。

それぞれ大雑把に説明しますと、Microsoftでは

・メインストリームサポート期間
  機能追加やセキュリティ更新、セキュリティ以外の更新、無償?有償サポートの全てが提供される
  「製品発売日から5年間」または「次期製品の発売から2年間」のいずれかの長い方

・延長サポート期間
  機能追加、セキュリティ以外の更新、無償サポートはなし。セキュリティ更新と有償サポートは提供
  「メインストリームサポート終了から5年間」または「次々期製品発売から2年間」のいずれか長い方
  ただし、提供されるのはビジネス製品のみ

としています。

直近で問題になるのはWindows Vistaです。

Windows Vistaのメインストリームサポート期間を考えてみましょう。

「製品発売日から5年間」というとVistaの発売が2006年11月ですので、ここから5年間と言うと2011年11月となり、もう間もなくということになります。

「次期製品の発売から2年間」だと、Windows7の発売が2009年10月ですから、2011年10月ということになります。

実際には、Microsoftの発表では2012年4月11日までとなっていますので、少しだけ延ばしているという感じでしょうか。

2012年4月11日まで、ということは、2012年4月の定例アップデート(月の第2火曜日)をもって、それ以降はアップデートしないということです。

家庭向けエディションである、Windows Vista Home Basic ? Home Premium、それとUltimateについては、延長サポートの対象外ですので、ここでサポート終了になります。

ビジネス製品となるWindows Vista Business ? Enterpriseについては、そこから5年後の2017年4月11日までとなります。

多くの皆さんが家庭でお使いのパソコンで、VistaがインストールされているもののほとんどがWindows Vista Home Basic ? Home Premiumのはずです。

基本的には2012年4月11日以降は、安心して使用できないということになります。
(Windows Vista Business ? Enterpriseをお使いの場合、2017年4月11日までは大丈夫です)

最大の問題は「セキュリティ更新」が停止してしまうということなのです。

セキュリティ更新がなされないと、新たな脆弱性が見つかっても、パッチ提供がされません。

どういう意味なんだろうと思うかもしれませんが、平たく言えば、新たに発生したウィルス等に非常に感染しやすい状況になるということです。

安心して使用するには、Windows7にアップグレードするしか道がないということになります。

「なんだそりゃ?」とお思いの方が多いとは思います。

しかしそれを言っちゃあ実も蓋もないですが、そもそもMicrosoftは「そういう条件で販売しますからね」と言っています。

さらに皆さんもそれを了解して使っていることに“なっている”のです。

いまさらなところ、われわれの力でどうなるものでもないのです。

せめてもの望みは、Microsoftの気が変わって、「もう少し延長します」とでも言い出さないかなという儚い期待しかありません。

では他のWindows製品はどうでしょうか。

まずはXPですが、Windows XPについては、全てのエディションについて2014年4月8日まで(SP3のみ)延長サポートが適用されています。

Windows XP Home Edition ? Professional ? Media Center、他全てのXP製品についてです。

なんとVistaより古いXPの方がサポート期間が長いのです。

逆に言うとXPより新しいVistaの方が短命に終わってしまうということになります。

何たることでしょう。

というのも、実はXPについては例えば上記の2つのサポート期間そのものについて、特例で延長されています。

かつ家庭向けエディションでも延長サポートの対象としているので、家庭向けエディションのHomeでは、特別にに長い期間サポートされることになっているのです。

これはどうしたことでしょうか。

細かな説明は省きますが、ある意味においてMicrosoftにとっての「大人の事情」とでも言ったところでしょうか。

しかし、Vistaや7については、Microsoftにもそんな「大人の事情」を考慮しなければいけないようなことはありません。

よって元々予定されていた期間にほぼ沿う形での終了になるわけです。

で、Windows7についてはどうでしょう。

現段階ではWindows 7 Home Premiumなどの家庭向け製品では2015年1月13日(メインストリームサポート)、ビジネス製品では2020年1月14日(延長サポート)とされています。

発売日が2009年10月、次期製品(仮称Windows8)の発売が来年秋口から末にかけてですから、やはり予定通りというところでしょう。

いずれにしてもまずはVistaユーザーの皆さん、来春には事実上の製品寿命が来ることになります。

今から「その時」を考えても早くはありません。

また、Microsoftが期間延長を行うようなことがあれば、またここでお知らせいたします。

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2011年9月12日

こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。

こんな記事がありました。

Google、Microsoftのクラウドサービスが相次いでダウン

「クラウド」という概念が提唱されて、もうすでにずいぶん経ちますが、「自分のものは自分で守る」ということを、改めて考えさせられる出来事です。

記事中でも記載されていますが

“クラウドサービスを24時間365日稼働させることは相当に難しいエンジニアリング上の挑戦”

ということで、大手のサービスだから、あるいはクラウドだから、ということをもってして「絶対に大丈夫」と言う事はないんだという教訓です。

個人的使用であれば、比較的には大急ぎで何とかしなければ、という場面は少ないでしょうが、現状各種クラウドサービスは、企業ユースも進んでいます。

企業ユースがあると言うことは、数時間のサービスダウンで思ったより大きな打撃を食らう恐れがあります。

やはりクラウドサービスを利用するとしても、そのサービスがダウンしたときにどのように代替手段で状況を打破できるかというのは、日常から検討しておかなければならないことでしょう。

地震や津波のときによく言われたことですが、「想定外」ということで思考停止になるのは非常に危ないということですね。

クラウドサービスを利用していても、そのサービスのバックアップをどうするかは、やはり利用者自身の考え一つなのです。

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2011年8月30日

こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。

ちらほら次期Windows、仮称Windows8の断片がささやかれるようになってきました。

ここでは、気になるものがあったときに紹介していこうと思います。

今回はWindowsエクスプローラーのユーザーインターフェイスについてです。

具体的には、例えばフォルダを開いたときの上の方にあるメニューなどですね。

標準的にはWindowsXPだとこんな感じでしたね。

windowsxp

Windows7だとこんな感じです。

windows7

それがWindwos8では、リボンインターフェイスが採用されて、こんな感じになるようです。

スクリーンショットは英語でですが、なんとなく雰囲気はわかっていただけるかと。

windows8

(Building Windows 8公式ブログの画像を拝借しています)

Office2007や2010を使用されている方は、見覚えのある感じだと思います。

私個人的には、どうもこのリボンインターフェイスはなじめないんですよねー。

パソコン屋らしからぬ発言ではありますが(笑

ちなみにWindows8は、来年秋から年末にかけての発売とされています。

また、Windows8について、気になるものがありましたらご紹介します。

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2011年8月18日

こんにちわ、札幌ピーシードットコムです。

お知らせが遅くなりましたが、このたび札幌ピーシードットコムは、7月1日をもって移転いたしました。

新住所は、札幌市中央区南3条西21丁目2-2です。

2階建て建物の2階になり、1階にはDocomoショップさんが入っています。

大通沿いの建物で、Docomoさんが目印になりますので、大変わかりやすいと思います。

最寄の公共交通機関は、地下鉄東西線西18丁目駅から5分以内となります。

お持込ご希望のお客様にも利便性が高まったと思います。
(お持込ご希望の際にも、ご予約をお願いしております)

今後とも、札幌ピーシードットコムをよろしくお願いいたします。

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